- 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、後鼻漏
- 咳や痰が出る
- ほほ、おでこ、目の周りに痛みや重い感じ
- いびき、寝ている間に呼吸が止まる
- においがしなくなった、変なにおいがする、味がわかりにくい
はなの病気
はなの病気

はなは、顔のまんなかにあります。はなの奥と耳がつながっています。またはなから吸った空気は、鼻咽腔を通って喉頭を通って気管へ入ります。こうして呼吸します。
はなは耳管開口部から耳管を通じて中耳へつながっており、つまり鼻が悪いと耳が悪くなります。また鼻水がのどに落ちると(後鼻漏)咳の原因になります。耳鼻咽喉科領域で、はなが悪いと全て悪くなるイメージです。ですから普段からはなを良い状態にしておくことを勧めます。
ウイルス感染により起きるかぜは、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、咳、だるい、などいろいろな症状を起こします。かぜのウイルスを直接やっつけるような薬はありませんので、症状を和らげる薬、抗ヒスタミン剤やカルボシステインを投与し、また鼻汁を吸ったりネブライザーをすること自体が良い治療になります。また、ただのかぜ(感冒)と放置せず、早めに治療することが中耳炎や副鼻腔炎の予防にもなります。
スギ花粉、ダニ、ハウスダストなどアレルゲン(アレルギー症状の原因となる物質)はさまざまで、患者さんの症状や程度も様々で、ライフスタイルもみんな違うので、その方に一番合ったくすりや治療法を探していければと考えております。まずは抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン剤、ナゾネックスやアラミストなどの点鼻薬などで治療します。症状が続く期間は薬を継続することが望ましいでしょう。
当院では体質の改善・症状の軽減を目的に、スギとダニの舌下免疫療法を行っております。アレルギー検査結果を確認の上、喘息など無い方が対象となります。3年間以上毎日内服することが推奨されています。徐々にアレルギー症状が軽減し、全く抗アレルギー薬が必要なくなることもあります。アレルギー症状がひどい方はご相談ください。
また、当院では鼻腔粘膜のレーザー焼灼治療を行っております。多くの方の症状が(特に鼻づまりが)大幅に軽減したのを実感しているのを見ると、とても有用な治療法だと思います。アレルギー性鼻炎がひどく、レーザー治療ご希望の方はご相談ください。これまでたくさんの症例を経験してまいりました。
急性副鼻腔炎
かぜやアレルギーで鼻炎がひどいと、細菌感染を起こして、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)になることがあります。ドロドロの鼻水、ほっぺたが痛い、頭痛、などの症状を引き起こします。
診断には必要に応じてファイバー検査を行い、鼻炎の治療、鼻の処置や抗生剤の内服によって治療します。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔炎が長引いて慢性化したものが慢性副鼻腔炎です。いわゆる蓄膿症(ちくのうしょう)と呼ばれるもので、完治までに長期間の治療が必要になってきます。
副鼻腔炎が慢性化すると、副鼻腔粘膜の肥厚や膿が溜まる、鼻の中にポリープ(鼻茸)が生じることもあります。
治療は鼻処置や、抗生剤、消炎剤などを使って根気よく治療していきますが改善が乏しい場合やポリープが形成されている場合には手術治療が必要になることもあり、この場合病院をご紹介いたします。
歯性上顎洞炎
副鼻腔炎のうち、明らかに片側にのみ発症している場合、原因は普通の鼻炎ではなく何か特定の原因があるはずと考えます。歯性上顎洞炎がその代表です。ある上の歯の根管が原因で上顎洞内に炎症を生じ、片側の上顎洞炎を生じます。診断は副鼻腔のCTで行います。
以前は何よりも歯科治療、抜歯を、と言われていましたが、歯を抜くのも大変ですから(もちろん根管治療で治る場合はこれが良いのですが)、内視鏡下副鼻腔手術を先に行うことも最近は多いようです。この場合も病院をご紹介いたします。
鼻の真ん中の仕切りがまっすぐの方は逆にほぼいないと経験上思います。多少の曲がりなら問題ないのですが、弯曲がひどく、副鼻腔炎の原因になる場合や鼻づまりの原因になる場合は手術を勧めます。いずれにせよまずは鼻詰まりが内服治療で改善するか、見てみます。
多くは鼻中隔前方のキーゼルバッハ部位から出血しています。出血点が明らかな場合、バイポーラを用いて(ガーゼ麻酔で痛みを除いた上で)焼いて止血することがあります。また、ガーゼを詰めて止血するケースもあります。
嗅神経は脳神経の1番で、はなの天井に直接分布します。
嗅覚障害の原因は様々ですが、まずは内視鏡でこの天井すなわち嗅裂方面をよく観察し、ポリープや鼻炎で閉塞していないか観察します。これらで閉塞していては鼻から吸った空気が嗅裂に流れていかないので、においがわからなくなります。また新型コロナウイルス感染後の嗅覚障害もよく知られています。経過に応じて、当帰芍薬散を内服する場合もあります。
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