- のどがいたい
- 熱が出て、のどの奥に白い膿が付着している
- 声がかすれる
- 喉に異物感がある
- 耳の下や顎の下が腫れて痛む
- 首の周りにしこりや腫れがある
- せきやたん
のど・首の病気
のど・首の病気
喉や口の異変は、早めのケアが回復を早めます。以下のような症状がある方は受診をおすすめします。

扁桃は、もともとリンパ組織(免疫細胞の詰所)ですが、小児期を過ぎると役割を終えて小さくなることが多いです。口蓋扁桃が腫れて、膿栓が付いて、痛くて、食事が食べられなくなることもあります。扁桃炎の原因は、風邪のように外から感染すること以上に、もともと扁桃に住み着いていて普段はおとなしくしていた細菌が、ストレスや疲れなどで私たちの免疫力が下がった時に増殖して悪さを始めてしまうことです。
主な症状は、喉の強い痛み、発熱(高熱)、耳の痛みで、飲み込むときに痛い、倦怠感などです。治療は、まずは体調を回復させて免疫を上げること、そして抗生剤投与、痛み・熱を和らげる対症療法を行います。特に溶連菌(ようれんきん)が原因の場合は、ペニシリン系の抗生剤を10日間内服します。
たびたび扁桃炎になってしまう方がいます。もう扁桃に悪い菌が住み着いていて、頻繁に扁桃炎を繰り返す場合、手術で扁桃を取ってしまう方が良い場合があります。この場合は病院を紹介いたします。
扁桃炎、頚部リンパ節腫脹などが、EBウイルス感染によって起こることがあります。伝染性単核球症という疾患で、抗生剤が無効で、2週間程度治るのにかかります。採血により確定診断されます。
急性扁桃炎が悪化すると、炎症が扁桃の周囲まで及ぶ「扁桃周囲炎」や、扁桃のまわりに膿が溜まる「扁桃周囲膿瘍」を引き起こします。発熱、喉の腫れ・痛みがさらにひどくなり、痛みで食事が摂れなかったり、口が開けられなくなったりします。膿瘍形成をしている場合は、穿刺や切開で膿を抜く必要があることがあり、入院加療となることがあります。この場合、病院を紹介いたします。
喉頭蓋(こうとうがい)は喉頭のふたです。食事をして飲み込む時、ここがちょうど喉頭を閉鎖して、食べ物が気管に入ってむせることを防止します。よく腫れる場所ではないですが、ここが腫れるとのどが痛く、ひどくなると声が出なくなり、場合によっては呼吸の通り道を塞いでしまいます。喉頭ファイバー検査でよく観察して診断します。ひどくなると窒息してしまうので、厳重な観察と抗生剤による治療が必要です。入院加療が必要になりますので病院を紹介します。
ウイルスが感染して、人間誰でもかかる風邪です。鼻水、せき、たん、だるい、発熱、などの症状が出現します。必要に応じて、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの抗原迅速検査をおこないます。風邪に抗生剤は効きません(抗生剤はウイルスではなく細菌をやっつける薬です)。症状を和らげる薬を処方します。また鼻汁がひどい場合などは鼻処置して鼻水を取ったり、ネブライザーを行うと、早く症状が改善します。
声枯れが続く、喉の痛みが続く、飲み込めなくなった、などいろいろな症状で受診されることがあります。喉頭ファイバー検査で詳細に観察、早期診断をつけることが重要です。喫煙歴、飲酒歴が関連します。上咽頭癌はEBウイルスの関連が指摘されています。上咽頭は耳管開口部と隣り合っているので、滲出性中耳炎がきっかけで発見されることも稀にあります。
声が嗄れる原因は多岐にわたります。風邪による声帯の炎症や、鼻水が喉に流れる後鼻漏の影響、声帯ポリープのほか、喉頭がんが隠れていることもあります。また、声帯を動かす神経の異常(反回神経麻痺)で声が出なくなるケースもあります。喉頭ファイバー(内視鏡)で喉頭を直接観察し、現在どのような状況で声が枯れているのか、よく評価することが重要です。診断により、生活上のアドバイスであったり、内服治療を行うケース、また必要時は病院を紹介するケースもあります。
唾液を出す腺は耳下腺、顎下腺、舌下腺とありますが、耳たぶの下にある耳下腺が腫れて痛む疾患が耳下腺炎です。このうち、いわゆる「おたふくかぜ」はムンプスウイルスによるもので、一度かかれば通常はその後の人生で再発しませんし、現在はムンプスウイルスの予防接種が子供に行われています。小児ではまれにムンプス難聴を引き起こし、これはろうになることが残念ながら多いです。大人で耳の下が腫脹した場合は細菌感染による耳下腺炎であることが多く、その場合は抗生剤による治療を行います。ムンプスかどうかの判断は採血によりムンプスウイルスの抗体価を測定して行います。
くびのリンパ節が腫脹する原因はさまざまです。ウイルス性のリンパ節炎、扁桃炎により引き起こされる腫脹など、感染性の炎症は痛みを伴います。また若い女性にみられるのが、亜急性壊死性リンパ節炎と呼ばれる疾患で、原因不明で腫脹し、痛みがあり、しかし3週間程度で自然と引いていきます。特に治療はないので痛み止めだけで経過を見ることが多いです。喉頭がん、咽頭がん、悪性リンパ腫などがリンパ節腫脹で発見されることもあります。この場合は注意が必要です。
TOP